2016年06月30日

探検隊の栄光

2015年公開

ストーリー
『人々の祈りと共に現れた、その神々の化身は・・・清き魂を持つ者を天空の新世界へと導き、悪しき魂を持つ者は灼熱の炎で焼き尽くした。』これが南海の孤島・ベラン共和国に伝わる、古のヤーガ伝説である!

最近落ち目の俳優、杉崎正雄(藤原竜也)。杉崎は、過去に熱血役でヒットしたが故にそのイメージが定着してしまい、仕事が減っていたのだ。新たな境地を切り開くべく、今迄なら受けなかったバラエティの仕事を引き受ける事にした。それが、今回の仕事だ。杉崎隊長率いる探検隊が、三つ首の巨大な蛇を探しに行く・・・というドキュメンタリー番組なのである。現地に飛び、スタッフと合流するまでの待ち時間を利用し、企画書を読み役作りに余念が無い、杉崎。突然、現地の男が杉崎に向かって現地の言葉であるベラン語で喋りだし・・・杉崎のスーツケースを持ち、走り出す。慌てて後を追う、杉崎。現地の男がスーツケースを車に詰めている所に追い付いた杉崎は、猛烈に文句を言うが・・・全く通じない。その時、プロデューサーの井坂善三(ユースケ・サンタマリア)が現れる。実は現地の男は、井坂が雇った現地通訳のマゼラン(岡安章介)で、ちゃんと日本語も理解していたのであった。全く事情を把握出来ていない杉崎を乗せた車は、早速ロケ地に向かう。探検隊のメンバーは、隊長の杉崎、プロデューサーの井坂、ディレクターの瀬川学(小澤征悦)、カメラマンの橋本政明(田中要次)、音声・照明の小宮山秀一(川村陽介)、紅一点・新人ADの赤田たまき(佐野ひろこ)、そして通訳ガイドのマゼランだ。

早速、撮影が開始される。杉崎に手渡された台本は薄く、『いつものリアクション』等の説明しか書かれていない。色々と演技を考えてロケに臨んだ杉崎には信じられない話であったが、始まってしまったものはしょうがない。探検隊は、まず現地の村を目指す。未開の地に住む原住民・・・だと想像していたが、実際はスーツを着た人がいたり店頭にパソコンのジャンク品が並んでいたりと、皆が想像していたよりもその村は都会的であった。その時、瀬川が何か怒っているおじさん(田鍋謙一郎)を発見する。瀬川に言われ、そのおじさんにヤーガの事を尋ねるシーンを撮影する、杉崎。実はおじさんは、店先にゴミを捨てられて怒っているだけなのだが、番組で放送されたそのシーンは『ヤーガに近付くと危険だ』と警告を発するおじさんに編集されていたのであった!

次に探検隊が向かったのは、ヤーガ伝説を知る占い師の老婆・バゼルバ(大山うさぎ)の館。実際はマゼランの祖母で、当然“ヤラセ”だ。「ヤーガに会う為には、ヤーガを守る3つの守り神を見付けるべし・・・。洞窟を目指すがよい。そして、聖なる戦が行われる時・・・神々の化身はその姿を現すだろう・・・。」と老婆が語りだす。杉崎が「聖なる戦とは?」と尋ねると、老婆は「天にヤギの生贄を捧げよ・・・やがて、清き魂を持つ者は光に導かれ、悪しき魂を持つ者は灼熱の炎に焼き尽くされる事だろう・・・。それが聖なる戦いである・・・。」と謎に満ちた回答をするのだった。老婆のお告げに従い、山岳地帯を抜け、ジャングルの奥地へと向かう探検隊。道中は危険が一杯だ!井坂を襲う、毒グモ・タランチュラ(実際はクモなどいない)!生き残る為にトカゲや昆虫を焼いて食べる杉崎(カットの後、すぐに吐き出す)!断崖絶壁を登っている途中で手を滑らし落下する小宮山の手を、危機一髪掴む杉崎(高さ2m弱の崖で撮影)!木の上から大量に垂れ下がる、巨大な蛇(偽物)!そして探検隊が川の中を上っていると・・・川の中を移動する何か!慌てて探検隊が川から上がると、その周辺には人骨(鶏の骨)が散乱しているではないか!そう、川の中にいるのは、第1の守り神・ピラニアだぁぁぁ!

何とかピラニア地帯(実際には何もいない)を乗り越え、先に進む探検隊を待っていたのは・・・第2の守り神・ジャイアントアリゲーター(動かないヌイグルミ)!杉崎は、果敢にも川に飛び込み肉弾戦を挑む!撮影終了後、ワニのヌイグルミを回収していた小宮山が川のぬかるみに足を取られ、溺れそうになるが・・・井坂達は演技だと思い、助けようともしない。杉崎が演技で無い事に気付き、助け、事なきを得たが・・・杉崎達は、今更ながら“本当に危ない時は、『トゥルース(真実)!』と叫ぶ”というルールを作ったのだった。そして翌日。もうすぐ洞窟に到着する所まで到着した探検隊だったが、瀬川が第3の守り神に会っていない事に気付く。何のアイデアも出ないまま、洞窟に到着してしまい、そのまま撮影は続行。その時、小宮山がいない事に気付く赤田。そして何処からか、小宮山の「トゥルース!」と言う叫び声が聞こえてくる!小宮山が何処かで、本当にヤバい状況に陥っているのだ!小宮山を探す、杉崎達。洞窟の奥には銃を構えた3人の男がおり、探検隊は為す術もなく拘束されてしまう。彼らは現地の反政府軍のゲリラで、ミゲル(尚玄)、カルロス(望月ムサシ)、レイ(マイキー)という名前だ。この洞窟は反政府軍のアジトだったのだ!ミゲル達はマゼランの通訳を通し、カメラのテープを破棄するよう命令してくる。テープを今すぐ破棄しなければ、政府軍のスパイとみなし、殺すと言うのだ!「テープを見れば、政府軍では無い事が分かる!」と説明する杉崎達だが、マゼランはいつの間にか反政府軍寄りに立ち、杉崎達の言葉を翻訳しようとはしない・・・。

奥の部屋でテープの内容を確認していたミゲル達が戻って来た。全く無意味な映像ばかりだったので、杉崎達を開放してやると言うのだ。ホッとした杉崎達だったが、「だが念の為、テープは破棄する」と言われ顔色が変わる。必死に止めようとする杉崎の目の前でテープが踏み潰される。本気で怒りだす、杉崎。「俺達はこれを命がけでやってんだ!お前達が今やるべき事は何だ!」延々とミゲル達に向かい説教する杉崎の熱意に負け、自分達が悪かったと非を認めたミゲル達は・・・猿人の衣装を着て、撮影の協力をする事に。第3の守り神・原始猿人の誕生だ!ミゲル達は、「何でこんな格好しなきゃならないんだ!馬鹿にしてんのか!」と杉崎に怒るが、その様子はテレビ放送では・・・現代人をヤーガに近付かせまいと警告する猿人を、杉崎が説得するシーンに編集されるのだった。その時、ヤギが撮影場所に紛れ込んでくる。慌てて捕らえようとするミゲル達。当然、テレビ放送では杉崎がヤギをナーガの生贄として差し出した事になっているのは・・・言うまでもない。そしてその夜。一緒に夕食を食べる、杉崎達とミゲル達。少しずつ打ち解けて、仲間意識も芽生え始めた両者であったが・・・いきなり駆け込んできた別のゲリラ兵により、それどころではなくなってしまう!駆け込んできたゲリラ兵は、政府軍がこの反政府軍のアジトに迫っている事を伝えに来たのだ!このままここにいれば、完璧に戦争に巻き込まれてしまう!ラストシーンの撮影を残し、逃げるしかないのか・・・。杉崎達は、決断を迫られる・・・。

感想
○藤原竜也主演の、コメディ映画です。原作は荒木源の小説ですね。

○最近落ち目の俳優・杉崎は、現状を打破する為にバラエティ番組に挑戦する事になった。とある国に現れるという伝説の三つ首の大蛇・ヤーガを追い、杉崎率いる探検隊が冒険する・・・という内容で、完全なヤラセ番組だ。最初は戸惑っていた杉崎だったが、くだらない内容に真剣に取り組むスタッフ達(一部除く)に感化され、次第にのめり込んでいく。撮影もクライマックスに差し掛かった時、彼らの前に立ち塞がったのは伝説の獣・・・では無く、反政府軍のゲリラ達だった!・・・という内容です。くだらない内容ですが、退屈すること無く最後まで鑑賞出来ました。元々、探検隊シリーズのパロディなのは分かっているのですし、くだらなさ加減が絶妙なんですよねー。藤原竜也の演技も、作品にハマっていた気がします。感動する作品ばかりが良い作品じゃないですもんね!たまにはこんな息抜き作品も、アリじゃないかなーって思うです♪

○個人的には、ガイド役のマゼランの、毎度毎度の寝返りっぷりがツボでした(笑)。

ラストは・・・別館へどうぞ!(ここをクリックしてね)

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posted by tome at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(邦画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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