2016年07月20日

アウターマン

2015年公開

ストーリー
街で巨大なシルビー星人が暴れている。そこに現れたのは、正義のヒーロー、アウターマン!苦闘の末、シルビー星人を倒したアウターマン。勿論、これはテレビの中のお話だ。テレビを観ていた青野浩(福田徠冴)少年は、何故かシルビー星人の大ファンで、今日もシルビー星人が負けたので機嫌が悪い。一緒に見ていた親戚の姉・青野美希(七海)に当たり散らして何処かへ行ってしまった。

ここは、人気長寿特撮番組『アウターマン』が放送されている世界。『アウターマン』シリーズは、毎年番組が制作され、既に50年もの歴史を誇る。現在で49シリーズ2,507話が制作され、平均視聴率23%を誇る国民的特撮番組なのだ。今日は平成アウターマンシリーズにおいて主役を務めた3人・・・足立春夫(塩谷瞬)、吉野秀樹(古原靖久)、森脇幸一(戸塚純貴)の合同サイン会が開かれている。中には“全アウターマンの対戦データの入ったディスク”を持って来るマニアックなファンもいるが、露骨に興味を示さない、森脇。森脇は、可愛いファンの時だけ対応が親切なのだ・・・。

足立は普段、アウターマンのグッズを取り扱う店を経営している。過去、アウターマンの主役に抜擢された俳優は、アウターマンの印象が強過ぎてそれ以降仕事に恵まれず・・・落ちぶれてしまう者が多いのだ。休日は細々とファンイベントに出演し、それ以外は足立のように別の仕事をしているのである。その日、足立の店に美希が浩を連れて遊びに来た。美希は過去、アウターマンでヒロインを演じており(現在は俳優を引退している)、足立とは知り合いなのである。浩に、グッズをプレゼントする足立。その時、突然地震が発生。すぐに収まったものの、最近群発する地震に足立達は不安を隠せない。この現象は日本各地で起こっており、その影響でか、地下に溜まっていた有毒ガスが地上に吹き出し、生物が住めなくなり立ち入り禁止となる地域も続出していた。だが政府はその事実を隠蔽。国民の多くは、その事実を知らされてはいなかった。そんなある日・・・渋谷の街に、テレビと同じ、アウターマンが出現する!その巨大な姿は、特撮では無い。彼は宇宙から来た本物の宇宙人なのだ!アウターマンは、「この星を救う為にやって来た」と流暢な日本語で告げ、地球環境の改善を明言する。街は突然の来訪者に歓喜。正義のヒーローがこの星の未来を約束してくれたのだから、当然である。思わぬアウターマン人気に足立の店の商品はバカ売れ。その夜、足立は吉野の経営する新宿のBAR『アニーモ』で祝杯をあげる。そこに、オタクな客が現れ、「欠番となったアウターマンシグマの32話を見せて欲しい」と依頼する。それはゲストが暴力事件を起こして欠番になった話で、その日はディスクを浩に貸し出していた為、オタクな客は観る事が出来なかった。

防衛省。今井捜査官(北岡龍貴)に呼びだされた福山博士(筒井巧)の姿があった。内容は大島幕僚長(真夏竜)の指示によるもので、“群発する地震や吹き出す有毒ガスはアウターマン星人の仕業で、アウターマン星人の真の目的は地球人類の統治等では無く、テラフォーミング・・・地球環境をアウターマンの都合の良い環境に改造する事で、テラフォーミングが完了した時、人類は滅亡する”というものについてであった。今井捜査官は、偶然捕らえた男・タルバ(Gero)を福山博士に引き合わせる。タルバの正体はシルビー星人で、ホームレス宇宙人であるタルバは、侵略者であるアウターマンから逃げてこの地球に辿り着いたが、最近アウターマンがこの星に狙いを付けた事に気付き、逃げ出すまでの時間を計算する為に群発地震が発生している場所に出向いていて、防衛省に捕らえられたのだ。今、人類の前に現れたアウターマンは、地球を自分達の住める環境に整え、仲間達を誘導する為の先兵だと言い出す、タルバ。テラフォーミングが終わったら、約20億3千万人のアウターマンが押し寄せてくるらしい。とても人類に勝ち目など、無い・・・。

何故、侵略宇宙人は古くから放送されていたアウターマンの姿をしているのか。その事を疑問に思った福山博士は、過去アウターマンの制作に携わった人物・井出杉亨(きくち英一)に会いに行く。井出杉が言うには、最初は全く違うデザインだったが、枝正プロの代表・枝正次郎(沖田駿一)が突然今のデザインを持って来て、強引に決定したらしい。恐らく、枝正はアウターマンに洗脳されていたのだろう。そして番組は放送され、番組を見て洗脳された人々は誰もがアウターマンを正義のヒーローだと認識し、彼が正しいのだと信じて疑わなくなってしまった。つまり、アウターマンは50年も前から人類を騙す為に着々と準備をしていたのだ。切羽詰まった福山博士は、タルバを拷問にかける。最初は渋っていたタルバだったが、身の危険を感じ本当の事を話し出す・・・。

数日後。なかば強引に防衛省に集められた足立、吉野、森脇の3人は、福山博士から現状の説明を受け、驚く。人類が助かる唯一の方法・・・それは、足立達がシルビー星人に合体し、アウターマンを倒すしかないのだ。別に、足立達が平成アウターマンシリーズの俳優だったから集められたのでは無く、OTR波(その人がどれだけアウターマンに好意を抱いているかを示す)の数値がゼロだったのが、たまたまこの3人だったのだ。殆どの人々が洗脳を受け、アウターマンを敵とみなせなくなっている中、足立達はアウターマンなど単なる役の一つと考えており、特撮にも全く興味が無いから、この数値を叩き出しているのである。足立達がタルバと合体すればシルビー星人はパワーアップが可能で、彼らは力を合わせてアウターマンを倒さなければならない・・・。だが足立達とタルバは口喧嘩を始め、お互いを罵りあう。とても作戦が上手くいくとは思えない・・・。更に、福山博士は、過去のアウターマンファン仲間(福山博士は過去、アウターマンのファンクラブにも入っていた筋金入りのマニアだったのだ)である佐藤海朗(高橋浩二朗)とその特オタ仲間の渡部拓郎(鈴木秀人)・原彰夫(生島勇輝)を防衛省に招き、秘密裏に依頼をする。それは・・・過去の放送データから、シルビー星人が勝つべき方法を探し出す事だ!

タルバとの合体を渋る、足立達。これはドラマでは無いのだ。失敗したら死ぬ事だって、十分あり得る話。渋るのも当然とも言える。そんな時、足立の携帯に福山博士から電話が入る。何と、頼みの綱であるタルバが脱走したと言うのだ!同じ頃、森脇の携帯に美希から電話が入る。浩が何処にもいないと探しているのである!足立達は、タルバを無視して浩を探しに出掛ける事にする。果たしてこんな調子で、地球は大丈夫なのだろうか・・・。

感想
○特撮パロディー映画です。俳優陣が、(特撮好きには)兎に角 豪華です。主役の3人はハリケンレッドの塩谷瞬、ゴーオンレッドの古原靖久、仮面ライダーウィザードのちちんぷいぷい・・・じゃない、奈良瞬平の戸塚純貴。博士は世界忍者戦ジライヤの筒井巧だし、幕僚長はウルトラマンレオの真夏竜!まだまだ出演されていますよー!

○国民的人気特撮番組『アウターマン』。既に50年に渡り、放送されている。平成アウターマンシリーズで主役を演じた足立・吉野・森脇の3人は、アウターマンのイメージが強過ぎたせいで役者としては食べていけず、ファンイベントや副業で生活していた。最近、局地的に地震が頻繁に起こるようになり、毒ガスが噴き出し・・・人が住めなくなった地域が日本のあちこちに出始めたが、政府はそれを隠し続けていた。そんなある日、本物の巨大なアウターマンが足立達の暮らす街に現れる!「地球の平和を守る」と約束するアウターマンの言葉を信じ、熱い声援を贈る人々。そんな時、宇宙人・・・アウターマンの番組内で悪役だったシルビー星人のタルバが、政府に捕らえられた。タルバが語った話は、驚愕の内容。アウターマンこそが侵略者で、テレビ番組を使い人々を洗脳し・・・地球をテラフォーミングにより自分達の住み良い星に作り変え、移住しようと企んでいたのだ!・・・という内容です。途中、街角インタビューのシーンが退屈で、ちょっと寝落ちしかけましたが(笑)、そこからは熱い展開で面白かったです!これぞヒーロー映画!みたいな感じで(笑)。

○戦闘シーンは、昭和の巨大ヒーロー物みたいで・・・なんと言いますか、何これ今更なんですが(まぁ、分かっててやってるんでしょうけど。パロディーですし)。もうちょっと何とかならなかったのかなぁ。

○シルビー星人のタルバ・・・。バルタン星人の名前の由来はシルヴィ・ヴァルタン(他にも説があります)・・・。そのまんまじゃねーか(笑)!

ラストは・・・別館へどうぞ!(ここをクリックしてね)

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posted by tome at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(邦画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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